コース図:初音旅館裏の砂浜がスタート地点!脊振山系の二丈岳・地蔵を走り、下山したら糸島半島を一周してゴール。
登山コースあり、山岳コースあり、堤防走りあり、砂浜走りあり、名所旧跡見学あり、造り酒屋がエイドだったり、楽しいコースです。
しかしコースは超ハード。第1回は完踏率は28%、第2回は21%でした。

午前0時35分に熊本出発。3時に糸島市の「初音旅館」に到着。
4時からコース説明会。「関門に間に合わないとか18時半に帰れないようだったら、自主的にショートカットすること」

熊本から15名参加。クラブから13名(100km11名+55km2名)参加。
参加総数118名、100kmは95名、56kmは23名。

スタート地点は旅館裏の浜辺。晴れの予報でしたが1日中強風・曇りでした。
午前5時ドラの音でスタート。外灯がない所が多く5時半までは足元真っ暗。今回はライト携帯者が多かった。
右写真のような所を走ります。走りにくい。

ゆらりんこ橋は離れていると見えるのですが(↓)、
近づくと見えないため、赤矢印へ行ってしまいがち。青矢印へ曲がります。

ゆらりんこ橋(18km)。1時間46分で到着。4位。昨年より2分早い。
橋は吊り橋でゆらりんこと揺れます。矢印の方へ上ります。「二丈渓谷遊歩道」と書いてありますが、登山道です。

「加茂川」:登山道の横を流れています。飲めそうなきれいな水です。しかし渓谷を鑑賞する暇はありません。
「家の石」:昔こども達がこの石の下で雨宿りをしていたのでこういう名がついたそうです。「石の家」ではありません。

23分(昨年と同じ)で登山を終え加茂神社へ到着。神社はかなり荒廃してました。
ここからしばらくダ―ト道を走ります。


木の香ランドエイド(21km・7時16分・2時間16分)。ここで朝食休憩。
(下段の写真は力丸氏撮影)

樋ノ口ハイランドエイド(28km・8時13分・3時間13分)
昨年はここにエイドがあったが今回はない。しかし、エイドの数は昨年より多くなっていた。いいことです。
30kmから8km下り。この辺からガスが強くなり、ひどい所では視界50m。この山のコース、過去2回ともガスの中でした。

ガスで滝はほとんど見えません。ここから遊歩道?(これも登山道です)を下ります。
道は滑って危ないし。わかりづらい。初めての方は戸惑うのでは。

山を下りて6kmダラダラ直線、きつい。40km(4時間25分)。
「ファームパーク伊都国」(46km・10時13分・5時間13分)
11時ぐらいにはここを出ないと第一関門が危ない。

「伊都采彩」(50km・10時40分・5時間40分)
「杉能舎(すぎのや)」(55km・11時18分・6時間18分)

「杉能舎(すぎのや)」。明治3年から創業の老舗の造り酒屋。ビールの生産もしています。
ここで博多地ビールベールエールを1杯(500円)いただきました。2杯目はがまん。
今年の「杉能舎宴会」の参加者は10名以上だったそうです。多い!

その証拠写真。20名近くいそう。なんとなくオレンジシャツが多いような・・・・
(植村氏撮影)

「九州大学」:広大な敷地にどんどんキャンパスができています。郊外の大学移設は成功するか?
「第1関門・今津運動公園」(59km・11時54分・6時間54分)
関門までに1時間36分の余裕あり。

毘沙門山を海岸沿いに一周。立入禁止の中を走ります・・おもしろい
すぐに堤防の道があり、これをまっすぐ。

最後は堤防がなくなり道(青矢印)がありません。正解はその手前で左折(赤矢印)します。その道は草だらけ。
ある選手が「道が途中でない」と前のエイドまで戻ってきたそうです。初めての方は戸惑うと思います。

道は海と近い所があり、大シケの時は道は水びだしになり走行不能に。昨年がそうでした。
写真の所は今でもジュチャジュチャでした。

やっと終わってそのまま道なりにまっすぐ行こうとすると、注意されました。
右の紐柵のすきまから草地へ入れと・・これは言われないとわからない。

「元寇防塁」(64km〜66km):鎌倉時代、元の来襲に備えて高さ3mの石築地を20kmに及んで造った防壁。


この辺(73km〜75km)からサーフィンの店の集落が数カ所あります。強風の中サーフィンしてました。

桜井二見ヶ浦の夫婦岩。夕暮れの太陽が岩の間に見えるそうです。竜宮城への入口とか?
天気は不順。小雨が降ったり、日がさしたり。ほぼ曇りで風が強く、海岸沿いでは台風のようでした。

「志摩シーサイドゴルフ場」(76km)の裏の山を登り、彦山の反対側へ行きます。この坂がまた半端ではない。6km。
山頂付近は別荘だらけ。ここからの眺めは最高です。


88kmで海岸沿いの狭い道へ。堤防を走りますが台風並みの強風。進めません。さらに波しぶきが顔にかかります。
先に見える芥屋の岬の手前まで走ります。
岬の反対側には「芥屋大門(けやおおと)」と呼ばれる遊覧船が入るほどの洞窟があるそうです。

90km。残り2時間19分。ここで完踏を確信。今回は5kmごとに距離表示があり、とても助かりました。
最後の難関、立石山越え。これがまたたまらないくらいにきつい。ここで爪がはげ出血。痛くて走れなくなった。
95kmの最後のエイドで手当てをして、ラストスパート。

最後の海岸沿い5kmは長く感じた。↓がゴールの初音旅館。

最後の700mは浜辺を走ります。途中、雨で川のような所は飛び越えます。

ゴール!12時間35分(午後5時35分)。10位。伊都国マラニックの2年前の記録を更新しました。
この難コースでまだ記録を更新できるとは大満足。

夜はお楽しみ、大BBQ宴会。100名近いウルトラランナーが全国から集まっています。
大勢の人とウルトラ話をいっぱいできました。とても楽しいひと時でした。
私も「走乱歌」を演奏しました。

遅くまでみんなと騒いで、翌朝6時に起きて朝ぶろ。おいしい朝食で4杯おかわりもして、筋肉痛はありますが気分爽快。
帰りは杉能舎、伊都菜採でお買いもの。帰りの車は大宴会場となりました。

マラニック大会で一番きつい大会です。山がきつすぎる。今回も完踏できたのは30名弱では。完踏率約30%。
しかし夜の宴会は最高に面白いし、みなさんと一緒の2日間は最高に楽しい。またまた筋力アップしました。また来年も挑戦しましょう。
運営された方々、お疲れ様でした。


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